湿原のクロユリ
そらさん、高度が千メートル近い津別峠では、夏の間屈斜路湖の雲海を見られる
確率が美幌峠より高く、特に日の出時刻の雲海は印象深いのだそうです。
本州では山地の花でも、北海道では平地の街の中や湿原などでも咲いていま
る場所がありました。地味な色だし深い草叢になったもいたので、初めは見落と
し、帰りに気づきました。何年か前に来たときは、周りの草が刈り取られ遊歩道沿
いにいくつも咲いていました。時季が今回より早かったと思います。
ユリ科の花のなかでは小さな花です。色のせいか悪臭のせいか、あまりもては
やされてはいないようですが、形は端正で気品さえ感じられます(写真3枚目)。
けして顔を上げようとしないので、指でつまんで横向きにしても撮りました。雄蕊
雌蕊の形がおもしろい。悪臭は花粉を媒介してもらうハエを引き寄せるためとか。