柳あおめる


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                          4月27日 網走呼人半島

❛やわらかに柳あおめる北上の・・・・・・・❜と詠ったのは石川啄木。こんな柳だっ

たのかしたれ柳だったのかわかりません。北上川の岸辺は網走呼人半島より早く

緑の若芽が萌えたことでしょう。だけど気分はきっと共通。ようやく雪が消草は

びはじめても木は裸。そのなかで遠目に見る柳だけは薄緑に霞んでいる。そ

光景が長い冬の終わりを寿ぎ、もうすぐ始まる華やぎの春を予告する。故郷を離れ

ていた啄木にとっては、思い出すと涙が出そうになる懐かしい風景。わたしたちにと

っても、冬の緊張から解放され心が緩む光景です。