濡れた森


 そらさん、旭平の短い夏に咲く高山植物の多くが寒冷期の花たちで、居場所を高

地に移して生き延びたのだとか。今の人為起源の温暖化は急激すぎ、多くの植物

が生息域を変える時間がなくて絶滅するのではないかと、危惧されているようです。


 結愛さん、ブログ休載残念です。でも健康上の問題でなくてよかった。

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                        9月4日 サロマ湖展望台への登り道

 晴れ間のない日々が続くなかで、この日は美幌に青空も。この空がサロマ湖

にまで広がっていることを期待して出かけたのですが、幌岩山のサロマ湖展望台

は霧に包まれていました。残念ながら湖はまったく見えなかったけれど、しっとり

れた山道に、なにやら懐かしい気持ちを誘われました。土砂降りの雨なら道が

滝に変わって、懐かしいどころではありません。でも霧は、わたしのを濡らすほど

濃くもなく、ただ森の植物に生気を与えているような。

 濡れた草の葉が白く光っています。早くも色づいて坂道に散り敷いているのは、

病葉(わくらば)でしょうか。毒草と知っていれば々しくも思えるトリカブトの花が、

薄暗いなかでフラッシュを灯して撮れば、可憐に写ります。光合成をしない茸たち

は、日射しがなくても平気です。むしろ、やさしく体を湿らせくれる霧を喜んでいる

ような。