荒れ地のヒメジョオン


イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

                          7月20日 美幌町

 住宅地で建物が建たないまま何年も放置され、手入れもされていない空き地は、

しだいに荒れ地の形相を呈するようになります。そういう荒れ地はみな同じ貌とい

うわけではありません。あるいは背の高い泡立ち草が繁茂する藪になり、あるいは

イネ科の草の間に白樺・ヤマハギなどの若木が点在したり。たまたま見かけた魚

川に近い空き地は、ヒメジョオンの群生地になっていました。アクセントになって

る黄色はオオマツヨイグサかメマツヨイグサか。

 ヒメジョオンはよく見ると、けっこう整った形の、きれいな花です。マツヨイグサ類も

そうですが、希少なら珍重されるのではないかな。しかしなにぶんにも旺盛な繁殖

で、街でも野でもどこにでも生えてきます。いつも目にしていれば、わたしたちは

だいに気にかけなくなります。それどころか、庭や畑では目の敵にされ、花が咲く

前に抜かれてしまいます。ウチの庭ではわたしもそうです。でもカメラを肩にして歩

いているときは自然観察モードなので、ときどき撮りたくなります。薄く色づくハルジ

オンはもっと魅力的ですが、ヒメジョオンのなかに混じっていることはあっても、それ

けで大きな群れを作っているのは、見たことがありません。