夜明けの灯台 やだな―、この選挙結果


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                             7月8日 能取岬

 いつもの見慣れた灯台も、夜明けの薄闇や低く射す光のなかで見ると、別な趣

です。


 予期はしていたものの、参議院選挙の結果に脱力感に捉われています。戦争と

抑圧の時代を懐かしむ勢力に主導され、改憲の手続きが開始されそうです。強欲

グローバル資本主義に国民生活を売り渡し、国家経済破綻・核災害の危険に目

をつぶり、アメリカに媚びへつらう安倍強権政治が強化されるでしょう。

 ヨーロッパ主要国では辛うじて堰き止められている極右勢力が、日本では政権を

握って久しいのです。欧米ではポピュリズム民族主義・懐古的センチメントの勢

力を押し上げたけれど、日本ではニヒリズム、特に政治への絶望が、偉ぶりたがる

懲りないオヤジどもやオヤジ化した女政治家の、恥ずかしい願望の垂れ流しを許

しています。今回の低投票率もその表れ。

 まともな論理や深い思想は空滑り。ヒットラーが政権に駆け登った時代のドイツが

思われます。わたしは、長生きしすぎたのかな。