赤い太陽


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                           5月21日 美幌川土手

 晴れた日だと、朝4時前後に東窓の曇りガラスが赤く染まります。昨日の夜明け

は3時47分ですが、朝のうち曇っていて日の出は見られませんでした。21日の美

幌は3時53分。だけどウチは美幌川が作った段丘の最下段に位置するので、丘

上の林から洩れた赤色が窓に映ったのはちょうど4時ごろでした。

 すぐに外に出て土手に立った時にはまだ、太陽の下辺が丘の端から離れていま

せん。陽が昇るのはほぼ真東、オホーツク海の方向です。水平線に近い海上は朝

のうち、雲はなくてもたいてい靄が漂っています。黄色ではなく赤く見えるのは、空

気中の濃い水蒸気や細かい水滴が波長の短い光を吸収するからなのでしょうね。

太陽が高くなるにつれて黄色や白に変わるのは、海から離れると空気が乾いていく

からかな。

 朝夕は太陽光が低く入るので、真上から来るより大気中を通過する時間が長い

ことが、朝陽・夕陽の赤の原因だと聞いたことがあります。だけどいつも同じという

わけではなく、季節や天候によって濃かったり薄かったりするように感じられます。

空気中の水分量の違いも関係あるのではないかと。朝霞のなかに昇る太陽の鮮

な赤は、こちらに来てから意識するようになったものです。