摩周湖岸から見える山々

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２月１３日　摩周湖第一展望台

　曇りだったためか、厳寒期にしては暖かい日々が続いたためか、摩周湖第一展

望台から望む山々のお化粧は、白があまり冴えません。それでも、いつもの山々

の冬姿が確認できました。

　頂が雲に紛れている富士山型の山は雄阿寒岳。西南西方向に約３１キロ離れて

います。摩周湖越しに威容を誇るのは道東の最高峰斜里岳で、北東へ約２９キ

ロ。その少し東にいくつか集まっているのは、養老牛岳、温泉富士、シタバヌプリ

などでしょうか。奥に覗く標津岳は１９キロほど離れています。標高８５７メートルの

摩周岳は、摩周湖外輪山の最高地点です。その右奥に６キロほど距離のある西

別岳が見えています。この山は標高は８００ｍほどですが、高山植物の花の美しさ

に定評があります。

　摩周湖は阿寒から知床半島まで連なる山々の一画にあり、第一展望台は湖だ

けでなく、３０キロ前後までのこれらの山々も展望できる場所です。そしてその背

後、南側には、武蔵野台地の７倍の根釧台地が、根室海峡と太平洋まで広がっ

ています。