白鳥も子どもの顔はあどけない


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                       11月30日 屈斜路湖畔 砂湯

 最初の一枚で大人と子どもの顔を比べてください。大人は嘴の先が黒く光り、

部分は濃い黄色で、眼がつり上がり気味。いかめしい印象です。隣の子ども

嘴先端の黒が光らず、ほとんど黄色はありません。なにより丸くつぶらな目

子どもらしさをアピールしています。

 もっとも二枚目の写真のように、大人でも横顔は眼が丸く見えます。それでも大

人は、眼から前方に放射状に広がる強い黄色を、眼の下の白が際立たせるの

に、子どもは白い三角と眼下の薄墨色の対比が穏やかなので、眼がきつくは感じ

られません。

 最後の一枚では、羽はまだ白くないけれど、正面を向いて眼がつり気味で、嘴上

部が黄色くなりかかっているので、他の子どもよりはいかめしく見えます。白鳥で

ヒトも、大人の保護感情を引き出すため、幼児のあどけなさが進化したのでし

ょうね。とはいえ、子どもを突きまわしている大人の白鳥もいました。まあ人間も、

ある種の大人は子どもを虐待します。躾だとか教育だとかを口実にして。