霧氷はじまる
11月30日 美幌郊外
平年は11月の最低気温が零下一桁なのに、今年は29日に-11度を超え、昨
日は、-13度に達し美しい霧氷が見られました。日の出の時刻に晴れていると薄
桃色に華やぐのですが、青空が広がったのが8時台だったため、透明感のある白
い霧氷です。
北海道の西側はもともと積雪量が多いけれど、かつてオホーツク海に近いこの
辺りはあまり積もりませんでした。ところが近年、ずいぶん降る量が増え、暴風雪
にもたびたび襲われます。腰への負担もあって、冬が近づくと憂鬱な気分にも。
だけど、霧氷の美しい季節がはじまると、やはりうれしくなります。桜は1週間もも
たずに散るのに、霧氷は4カ月近くほとんど毎朝、目を楽しませてくれます。
いよいよ本格的な冬が始まりました。氷霧が漂い、渚や湖が凍り、流氷が来る1月
には、オホーツク地方の冬の見どころが出揃います。