土手に唯一の花白く
タムラ、暗くて撮れませんでしたが、前日の夕方には泳いでいる鮭もいました。
遡上は夕方なのでしょうか。
足音に驚くのか、5センチほどの魚の群れが何度も、死骸の上をすごい速さで
通り過ぎました。鮭の稚魚とは思えません。ヤマメか何かでしょうね。死の傍らで
生の躍動。ちょっと気持ちが救われるような。
サイタマンさん、みぞれ氷が流れる季節にも、雪解け水で増水する季節にも、残
骸を見たことはありません。鷲や魚の餌になったり分解されて流れ去ったりするの
か。他の季節だと流れの早い場所の水は澄んでいます。
11月14日 美幌川土手
冬枯れて蕭条としている土手に、この白い花だけが孤高を保っています。ノコギ
リソウ、エゾノコギリソウ、セイヨウノコギリソウのどれなのか、よくわかりません。
図鑑によれば、そのどれであっても花期は8月か9月までです。毎朝霜が降りるこ
の季節に、どうして青々と葉を茂らせ花を咲かせているのか不思議な気がします。
晩春から初秋にかけて何度も土手の草刈りが行われます。いま芝のような短い
草のなかで、この植物だけが伸びやかです。除草する作業員が、白い花を惜しん
で、意図的に刈り残したのでしょうか。