岩峰
10月7日 層雲峡
柱状節理の岸壁は、白藤の滝にも天人峡にもあります。火山地帯には珍しくな
い地形なのでしょう。だけど、層雲峡ほど連続して大規模に連なる場所は他に知
りません。
噴出した火山灰からできた凝灰岩を、石狩川が穿って作った景観です。国道39
号線沿いで、温泉街より上流にあった大函・小函が有名でしたが、新大函トンネル
と銀河トンネルができて、国道からはあまり見えなくなりました。いまは温泉街より
下流、上川市街方向の両岸が見ごたえあります。
国道は石狩川に寄り添うように作られているので、車は谷底を走ることになりま
す。この日何か所かで路肩に車を停めて撮ったのは、朝の8時過ぎです。明るい
のは岩峰の頂だけ。昼近くに陽が高くなれば、岸壁の下まで光が届き、節理の様
子がもっとはっきりわかったでしょう。