大雪の後
31日から3日間続いた吹雪の後始末が一段落した4日の朝、家周りと近所の
町などに比べれば、これでも随分ましなのだと思います。とはいえこれ以上降った
ら、家屋に損害が出たり生活に差し障ったりしても、自力では処理できなくなる限
界に近かったような気がします。そんな事態が増える方向に、気候変動が進んで
いるのかも。
吹雪で孤立した車の中で、人がどのくらい耐えられるか実験したという記事を目
にしました。寝袋と懐炉があった場合で、8時間が限度だったとか。家の中ならそ
の何十倍かは耐えられると思います。でも灯油・ガス・電気が途絶えたら、わたし
の場合で10日、それとも一か月?
わたしが子ども時代を過ごした越後の豪雪地帯なら、孤立した家の中でも人々
は2,3カ月は生き延びたと思います。現代の都市はシステムへの依存が大きくな
りました。行政や民間のシステム麻痺に耐えられない人々が増えています。気候
変動が大きくなったり、その他の大規模災害が頻発したりしたら、文明は方向転
換を余儀なくされるのかな。「終わりなき日常」は、一時代のまどろみあるいは悪
夢だった?