可憐なユリカモメ


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 ウミネコにしてもスグロカモメにしても、飛行中は別にして、水面や陸にいる姿は

あまり撮ろうとは思いません。そこへいくとユリカモメは、特に珍しいわけではない

けれど、つい誘われてしまいます。カモメとしては小さな体、嘴・脚の赤と白い翼の

対照、それに大きめの丸い目が、可憐な印象を与えるからかな。近くで見るカモメ

類には、恐竜の子孫だと思い出させるようなどう猛さを感じることが多くて。

 今日の写真は濤沸湖白鳥公園で。この日他のカモメは見ませんでした。ユリカモ

メは日本では冬鳥で、本州などではわりあい長く留まるようです。北海道では厳寒

期にはいません。凍結前の11月上旬だったから、ここにたくさん集まったのでしょ

うか。きっと、出会う季節が限られていることも、撮りたくなった理由ですね。