渓流
デジモナさん、川岸のアオサギの頭、模様が禿げのように見えますね。こちらでは
あちこちの水辺で大群落を目にします。南に渡る準備で集まっているのかな。
北海道の山は最高峰の旭岳が2.290m。2.000mを超える山は、日高の幌
尻岳を除き、すべて中央部の大雪・十勝連峰に集まっています。それでも1.000
メートル台の山や、500mを超えてハイマツ帯になっている高地は、各地にたくさ
んあります。丘陵地帯も多く、かつて道外から観光に来ていたころのわたしのイメ
ージと違い、平地は少ないと最近は感じています。
ロ超も少なく、平野部を悠々と流れる大河には出会いません。起伏があって流路
が短いので、渓流が多くなります。森や山を通っていて水音が聞こえると、わたし
は水面を見たくなります。光があまり届かずに暗かったり、ごうごうと岩を噛んで
泡立っていたり、枯れ木枯草に隠れていたり。
うるさいはずなのに静寂を感じさせる渓流の雰囲気は、何度試してもうまく写真
に撮れません。