視界いっぱいの海氷


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 11日に小清水海岸にあるキャンプ場展望台から見た知床方向は、視界いっぱいの海氷原でした(写真一枚

目)。この日、網走港内には流氷が入っておらず、小清水の岸辺には氷の薄い部分も(写真最後)。視界

の100%を流氷が占めたと言える海岸は、まだわずかでした。こんな状態がピークで、それからは沖へ

広がって消えていくだけの年もあります。でも今年は違っているようです。
 
 海氷速報のチャートをほぼ毎日追っていますが、この前の暴風雪の後、北または北西の風が続き、今

紋別から知床までの海岸線すべてに、分厚い流氷帯が接しています。昨日のフリペによれば、網走

港内も流氷で満たされ、一般の船舶はまったく航行不能みたい。砕氷観光船オーロラ号も、厚い氷に阻

まれ、港から沖に向かうことができず、港内遊覧で終わったとか。

 ただ、風だけでなく雪もたくさん降ったので、網走天都山から海を眺めたら、上の写真よりもっと雪原み

たいになっているでしょうね。それだと変化に乏しいので、11日の写真でいいかという気がして、あらた

めて撮りにいく気になりません。沿岸氷と海面と白い流氷帯がさまざまに組み合わさっているほうが、絵

としてはおもしろいですね。あるいは、流氷がぶつかり合い乗り上げ大きな凹凸ができて、砕けた青い断

面も見せているとか。これは昔の話で、今は期待できないけど。