雪山残照


 デジモナさん、鹿児島美術館の上に広がる、青空も箒で掃いた跡のような薄雲も、とてもきれいに写ってい

ます。桜島の噴煙の影響がないときは、空気がきれいなのでしょうね。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

 正中時刻も季節が移ろうにつれて変化します。美幌では、10月末から11月初めが11時07分、2月半ばが1

1時38分ですから、31分の差です。この写真を撮った今月11日は、11時17分に太陽がいちばん高くなって、

15時46分に日没です。4時間30分ほどありますが、日本で最北に近い緯度なので、今は南中高度そのものが

下がっています。14時を過ぎるともう、19時10分に陽が沈む6月末の、18時半ごろのような色調になります。

 この日14時ちょっと前に海際の湖畔を発って、西の丘陵地帯を30分ほどで通り抜けました。一枚目は出発地

で撮った湖越しの斜里岳です。二枚目が15分ほど後に少し西よりの角度で同じ山を。三枚目はさらにその8分

ほど後です。わずかなあいだに、白い頂が残照の輝きに変わっていきます。最後の一枚は、三枚目の斜里岳

東に見えていた海(うな)別岳です。