流氷を待つ海
そらさん、わたしは今できるだけ前を見ないようにし後ろを振り返らないようにし、
ひたすら足元を見つめて老いの坂を登ろうといます。
1月19日 能取岬
岬に烈風が吹き荒れた日、波はそれほど高くなっていませんでした。シャーべッ
ト状の氷を含んで海水が重くなっていたのでしょう。沿岸氷が発達する直前だった
のかな。沖の小さく白い点々は波頭なのか氷片なのか不明です。
昨日の海氷速報によると、知床半島の斜里側には流氷が接岸していました。能
取岬から小清水海岸にかけてはまだ海が開いています。一昨日の夜から昨夜ま
で美幌は激しい吹雪に見舞われました。この強風で流氷はまた遠ざかったかもし
れません。あるいはもっと密度の濃い海氷が広い範囲で接岸したか。行ってみな
いと分かりませんが、今朝は予約時間までに病院に着くように、この冬これまで最
多の積雪と格闘しなければならないので、行く余裕はないでしょう