根室海峡の空と海


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                            9月16日 野付半島

 野付湾ではあまり感じませんでしたが、根室海峡の水面は純粋な青ではなく、

緑が混じって青磁色に近いような。それも、知床側は緑が濃く、根室側に行くにつ

れ青くなります。四枚目の海は、沖が緑がかり半島近くは青が勝り、二色になって

います。

 思うに、知床岬を廻って入り込んできたオホーツク海側の海水が薄まりつつ拡散

しているのではないでしょうか。プランクトンに富む海水はときには茶色に、ときに

は緑に見えます。だとすれば、海流や流氷によってアムール川河口から運ばれた

プランクトンが海を豊かにする一場面を見ていることになります。

 遠いロシアや中国の大地をはるばる流れ、たっぷり有機物を含んだ水が海に注

ぎ、プランクトンに富む海を作る。その海水がオホーツク海に広がり、さらに千島列

島周辺や北太平洋まで拡散して行く、そういう大きな循環の一場面ということになり

ます。