白い木肌
5月18日 藻琴山展望公園・美幌峠下
下界の白樺の若葉はしだいに緑を濃くしているのに、山路の左右の樺の木はま
風雪を受け、幹や枝はよじれて枯れています。最後の一枚では美幌峠から続く斜
面に守られ、素直に上に伸びています。これはたぶん白樺。白樺は用途が少なく
木材として売れるわけでもないので、山林の持ち主としては歓迎できない木かもし
れません。花粉症の人にも嫌われます。それでも北国の風土に適していて繁殖力
が旺盛で、放置されている空き地などでは芽を出してどんどん伸びます。だけど見
ている者には、白く輝く木肌や芽吹いた青葉は魅力です。岳樺や白樺がなくなった
ら、北国の風景は寂しくなると思います。